Fate/stay night SS
Fate/MidNightBlue
第二日目【後編】





 
Tactics 0−7 【ノッカー】





「柳洞会長…」

「ん? 氷室か」

 放課後、私は学園の弓道場の前で柳洞とばったり出会った。 予想外の事に、しばし言葉に詰まる。

 私にとって、この状況は半分故意で半分偶然。

 つまり、弓道場に来たのは私の意志だが、この場で柳洞と鉢合わせしたのは全くの偶然であると言う事だ。

「お主がこのような所に居るとは、意外だな」

「そう言うお前は、陸上部だろう? 意外はお互い様ではないか」

「そうだな、お互いに、な」

 なんにせよ、詮索は不要だ。

 しかしながら、私としてはこの状況は好都合でもある。

「ところで、柳洞会長」

「ん? 何だ?」

「合同体育の折には、世話になった。 その… ありがとう―――
 それから、済まなかった」

 私は、柳洞に向かって頭を下げる。

 あれからこっち、まともに礼を述べる機会などなかったからな。

「あ、ああ…」

 柳洞は少々面食いながらも、こちらを真摯な眼差しで見据えてくる。

「てっきり、怒鳴りつけた文句でも言われるのかと思っていたが」

「それは端から覚悟の上だったろう?
 それでも、由紀の為に悪役を買って出た… 違うか?」

「まぁ、な」

 そう言って肩を竦める柳洞。 「ならばよし」 と私は言葉を続ける。

「が、お主の行為は男子達の意志の代弁でもあった。
 そして…」

「それが、受け入れがたい打算モノだったと言うのだろう?」

 と、柳洞。

「そうだ… いかにお主の行為が善意によるモノでも、彼らの欲求それと直結する以上―――
 私は、それを認める訳にはいかなかった…
 正直、意地もあったしな… だが………」

「―――衛宮、か」

「うむ」

 柳洞の行為の是非は、全てここに集約される。

 もしも、彼が衛宮ではなく他の男子を指名していたら、私は由紀香を委ねる事などできなかっただろう。

 かといって、柳洞自身がそれを行えば男子達が納得しないに違いない。

 柳洞は、それを見越して衛宮を指名したのだ。

「―――全く… サッカーの試合といい、今度のことといい…
 お主の采配には、まこと脱帽というほかはない」

 私はもう一度頭を下げ、「感謝する」 と改めて礼を述べた。

「ははは…、いかな名将といえど、良き兵がなくば片手落ちであろうよ
 すべては衛宮あっての事… 感謝するなら衛宮にすべきである。 喝」

 破顔一笑する柳洞。

 しかし、己をして名将と称するのはいかがなものかと…。 さらに衛宮、兵隊扱い。

「…ものの例えだ、他意はないぞ」

「ぬ… そうか」

 釘を刺された。 どうやら、顔に出ていたらしい。


「だが、まぁ、衛宮を見出したその眼力は、あるいは名将の器かもしれんな」

「それは褒め過ぎだ。 衛宮と巡り逢わせたのは御仏の思し召し、俺自身の器はあやつには及ぶべくもない」

 んん……?

 柳洞の言葉に妙な違和感を感じる。 度の過ぎた謙遜もそうだが、先の言葉に微妙なニュアンスが含まれていたような…。

 ピーンと来た。

「ときに、柳洞会長」

「何だ?」

「衛宮のこと、好いておるのか?」


 校内の噂に曰く。 ―――柳洞生徒会長は、そのがある、とか。


 その気とは即ち、男色。 いわゆる衆道どうせいあいだ。


「な、ななな… なにをイキナリ!!?」

 狼狽する柳洞。 その瞳には、明らかな動揺と…

「―――違う! 断じて違う!!」

 少しのいつわり…

「ふむ… あたらずとも遠からず…か」

 そうか、つまりあの時も、由紀香以前に女性に興味が無いという事だったのだな…。

 所詮、有象無象の男子と同じ…と、貶めてしまった事を謝罪しようとも思ったが…別の意味で他の男子達と一線を隔していたとはな… いやはや…。

 私は、「火のないところに煙は立たぬとは言うが… まさか…」 と聞こえよがしに呟いて、にんまりと笑う。

「―――だから、違うと言っている! 衛宮への感情は友情だ…
 それ以上でも以下でもない!」

「…なんだ、詰まらんな…」

「詰まらんとは何事だ! 喝!!
 ―――よもや貴様、腐女子とかいう輩なのではあるまいな!?」

 むう―――?

 コレまた妙な言葉が飛び出した。 柳洞にしては珍しいコトを知っているのだな…。

 ここは、敢えてとぼけてみるのも一興か。

「何だそれは?」

 そんな私に柳洞は、しばし言いよどんだ後―――

「……その、なんだ、いわゆる男同士の…『ぼういず・らぶ』…
 …とやらを好んで嗜む女子の事をそう呼ぶらしいのだが…」

 殊勝にも、顔を紅潮させながら解説してくれた。 とはいえ、私と視線を合わせ難いのか伏目がちになってはいるが。

「いや、真面目に解説されても… 正直、困惑するしかないのだが」

 これぞ究極の無駄知識。 某無駄知識の泉に投稿しても即没であろうと確信できるほど無駄だ。

 なまじガセでないだけにガセ沼にも引っかかるまい。

 それ以前に、私は―――

「その様な趣味、持ち合わせておらん」

 ―――本当だぞ?


 そして、次の瞬間。

「鐘先輩…?」

「!?」

 私は、突然後から声をかけられ一瞬だけ硬直した。

「―――ひより、か」

 私の後ろに立つ『ちんまい』人影。 丈の余った制服に身を包み、大層なボリュームのある亜麻色の三つ編みと、目を覆い隠すほどに長い前髪をしている少女は、まぎれもなく私の後輩… 斑鳩 ひよりであった。

「……久しいな」

「はい、鐘先輩もお変わりなく」

 前髪の隙間から覗くつぶらな瞳が、緩やかな孤を描く。 その笑顔は、可愛らしい。 笑顔が一番の魅力であると評される三枝の笑顔が『ほにゃっ』ならば、この笑顔は『ほわゎっ』だろうか。

 ひよりを見た柳洞が「知り合いか?」 と訊いてきたので、私は「後輩だ」 と答えた。 ひよりはといえば、柳洞に気が付いたのか「あ… 生徒会長さん…?」 と、目を丸くしながら呟いている。

「ああ、そうか、成る程な」

 柳洞は、納得したように頷いた。 おそらく、私たちの過去の繋がりに思い至ったのだろう。

 しかしながら、全校生徒の内申書の内容まで何気に把握しているあたり、こやつは侮れない。

 正直、凄まじい記憶力だと思う。


「…それでは、俺はこれで失礼する。 氷室、斑鳩、またな」

 私の思考をよそに、柳洞は手を上げ、踵を返す。 つまり、『邪魔者は退散します』と言う事なのだろう。

「ああ、ではな」

 と、私もそれに応える。

「……ぁぅ」

 一方のひよりは、立ち去ろうとする柳洞に何か声を掛けようとして、口ごもった。

 そうだ、確かひよりは『柳洞派』だったな。

 それも、多くの女子のように『容姿に惹かれた』のではなく『人柄に惚れ込んでいる』というのだから、筋金入りだ。

「あ、いや―――すまん柳洞、もう少しいいか?」

「ん… なんだ?」

「せっかく機会を得たのだ、後輩の一人ぐらい紹介されてやってくれんか」

「あ? …ああ」

「かっ… 鐘先輩!?」

 ひよりが狼狽の声を上げる。

 私はそれを手で制し、彼女の後ろに回りこんだ。 肩に手を掛け、「さあ」 と促す。

「………ぅぅ」

 しばらく、躊躇していたひよりだったが、彼女は意を決して、自己紹介する。

「い… 1年B組… 斑鳩 ひよりです… よっ よろしくお願いします」

 その間、柳洞はひよりにまっすぐ向き合い、尻込みするひよりに余計な茶々を入れたり焦れた素振りを見せる様な事はなかった。

「ああ、こちらこそよろしく頼む」

 ただ自然に、微笑で応えるだけ…。

「……はぃ」

 泰然としていながらも無邪気な笑顔。 端整な容姿でその笑顔は、傍で見ているこっちまでドキッとさせられる。

 私は、その笑顔をひよりに独占させてやりたくて、そっと目を閉じた。

 …無意味などと言うなかれ、コレは私の気持ちの問題なのだ。


「それにしても、斑鳩…」

 柳洞が歩み寄ってくる気配。

「…はい?」

「少し前髪が長すぎるのではないか?」

「―――っ!」

 息を呑むひよりの気配に、私も目を開く。

 目に飛び込んできたのは、柳洞がひよりの前髪をかき上げようとしている光景だった。

 ―――まずい。

 柳洞は「髪型に関する校則はずいぶん前に撤廃されてはいるが―――」 などと呑気に言っている。

「柳洞、それはダメだ!」

 ―――間に合……!?


 BOM!!


 ……わなかった!

 ひよりは耳まで真っ赤にして硬直フリーズしていた。

 頭からは湯気さえあがっているように見える。

「な……?」

 状況が飲み込めず絶句する柳洞。

「ひよりはな… 直視される事が苦手なのだ」

 ましてやその相手が想い人であるなら、なおさらだろう。

「だから…」

 ひよりの頭をぽんぽんっと2回叩く。 コレですぐに再起動するはずだ。

「ひよりは『鉱山妖精ノッカー』と呼ばれていたりするのだよ…」

「ほう、西洋のあやかしの名か…」

 ノッカーとは、イギリスはウェールズの鉱山に住むという妖精の名だ。 人目に姿を晒さず、鉱山の壁を叩いて鉱脈の在りかを鉱夫達に教えるとされている。

 もっとも、ひよりは『目を人に晒さず』、『叩かれる』方なのだがな。

「…鐘先輩、そのあだ名は…」

 再起動したひよりが小さく抗議する。 わたしは、それを無視してひよりの手をパッと掴む。

「そして、決定的なのが… コレだ」

「や… やめ…っ」

 羞恥の声を上げるひより。

「手が、どうかするのか?」

「どうもせん… ただな」

 ひよりの掌に自分の掌を合わせる。 血色のよい、ぷくぷくした指。 そして、大きさは私よりほんの僅かだが大きい。 身長の比率からすれば、ひよりの手は大きい部類に入るだろう。

 そして、足も同様に大きいのだ。

 身体は小柄で、手足が大きい―――

 故に鉱山妖精ノッカー。 …間違っても洞窟妖精ドワーフではないぞ?

「…あうぅ… ひどいです、鐘先輩……」

 ひよりがべそをかき始める。 さもありなん。 手足が大きい事など、女子にとってコンプレックス以外ではありえない。

 だが―――。

「卑屈になる事はないぞ、斑鳩。 お前の手は母性を感じさせる暖かい手だ―――
 いずれは、よき妻、よき母になるだろう」

 笑顔でそう言う柳洞。 あまつさえ「嫁に迎える男は果報者だ」などとのたまってくださる。

 私の期待通りの展開とはいえ、その言葉は少々インパクトが強すぎるぞ?

 案の定、ひよりは「お嫁さん…」と繰り返し呟きながら茹蛸ねつぼうそう状態だ。

「なんというか… 罪な男だな柳洞は…」

「何がだ?」

 己の言葉の意味に気付いてない辺りが、だ。

 ―――私は口の中でそう呟いて、皆に解散を言い渡した。


   ◇ ◇ ◇   ◇ ◇ ◇


 そして―――


「鐘ちゃん遅いよー 何してたの?」

「真面目だった鐘ちゃんが、部活をサボるなんて、お母さん悲しいわ!!」

 部活にかなり遅れてしまった私は、二人に軽ーく絞られてしまった。


 ―――って蒔寺、誰がお母さんか!!





 
Tactics 0−8 【しぃくれっと みっしょん?】





「あれは…」

 夕暮れの帰路、私は新都でひとりの人物を見つけた。

 ビルの窓ガラスから反射してくる夕日を浴びて、赤いコートを、なお紅く染めて佇む少女。

「遠坂、ではないか」

 遠坂は、信号待ちをしている人の群れの中にあって、他の者達とは違う際立った存在感を備えている。

 見間違いなどでは―――ない。


「何をしているのだ…? このような場所で…」

 遠坂の家は、深山町の最奥ともいえる丘の上の洋館だったはず。

 少なくともここは『ちょっとお散歩』程度で現れるような場所ではない。

 ならば、相応の目的があってここに来ている筈だ。


 とはいえ、私が現在の状況から判断できるのは、遠坂の無断欠席の理由が病気などではないという事だけ…。


 こちらの思惑をよそに、信号は青へと変わり、遠坂は歩き出した。


 ―――脳裏をかすめる好奇心。

 …どうする …後を尾けるか?

 運がよければ、遠坂の欠席の理由や、彼女が秘匿している秘密の一端にでも触れる事ができるかもしれない…。

 そうすれば―――

 ………

 ………


「何を馬鹿な…」

 私は自嘲とともに思考を振り払う。

 遠坂の心の壁かくしごとを認識したうえで、可能な限り不干渉いまのスタンスを選んだのは私自身だ。

 ならば、興味本位で彼女の秘密を暴くことは決して許される事ではない。

 ましてや、尾行などという騙し討ちめいた手段で…。


 それに、遠坂を尾行する事は不可能な気がするのだ。

 そう、方法や技量、運などといった要素を凌駕した部分で、それは既に決定されている。

 『私が遠坂を尾行しようとする限り、彼女はそれに気付き、必ず何らかの対策を講じる』

 ―――間違いない。


 ……いずれにせよ、それを行う事に意味などあるまい。

 そう―――

作戦不成立ミッション・フェイラー、だな」


 私は、遠坂を見送り、彼女が渡った横断歩道とは別の方向に足を向けた。 当初からの目的地、図書館へ向かうために―――。





 
Tactics 0−9 【So Bad? No So Good!】





「む…?」

 私は、ひとつの書架の前で立ち止まる。 てっぺんには『スポーツ』と表記されたプレート。 そこに収められている本の一冊が私の目に止まったのだ。

 表題は『はじめての弓道』。 私は、その本を手に取りパラパラとめくる。

 本の内容は弓道の基礎を初心者向けに解説する事を目的としたもので、随分と図案が多い。

 また、端々に見受けられる学習マンガ的なキャラクターが、その本が子供向けの本である事を主張している。

 不審に思い、巻末の貸し出し履歴を見ると、『冬木市民図書館こども室』の印。

「なんだ、子供用ではないか…」

 なぜ一般向けの書架にこのような本が紛れ込んでいるのかは分からぬが、放って置く訳にもいかない。


「もし、大垣さん。 このような本が紛れ込んでいたのだが…」

 私は、たまたま近くに居た大垣さんにその本を手渡す。

 その本を確認すると大垣さんはにっこり笑って受け取ってくれた。

「わざわざありがとうね、鐘ちゃん」

「いえ どういたしまして」

 大垣さんは、ぎこちなく応える私と、受け取った本を交互に見比べてから口を開いた。

「鐘ちゃん… 弓道に興味があるの?」

「はい… 多少は」

 興味だけなら、ある。 しかし、私は少し歯切れの悪い返答しかできない。

「そう…」


 大垣さんは、そんな私を少し翳りのある瞳で見詰めてから、仕事に戻ると言って、この場を去って行った。

「……」

 弓道に興味はあった。 というか、湧いた。

 だが、それは自分が突き進み極めるべき『道』としてではなく、後輩が歩んでいる『道』としての興味だ。

 何事かに興味を持つきっかけ、始める動機などは人それぞれであろうし、他人にこうであれと言うつもりなど毛頭ない。

 だが、私にとって何かに興味を持つ事とは、その『道』と向き合うという意味を持っているのだ。

 真っ直ぐ向き合えないなら、踏み込むべきではない。

 少なくとも、今の私には興味を持つ資格すらないと思ってしまう。


 実際、陸上に誘われた時もそうであった。


 ―――しかし。


 蒔寺に曰く。 ―――きっかけなんて何でもいいじゃん。 要は楽しけりゃさ!

 由紀香に曰く。 ―――鐘ちゃんは、難しく考えすぎだよ。 私たちと一緒。 それじゃだめ?


 二人はそう言って、私の手を取った。

 そして私は、初めて誰かに手をひかれて『道』へと踏み出した。

 それは、とてもありがたいことであった。


 ―――本当は、二人の様にありたいと思う。

 そうあったほうが楽しいと思う。

 無駄な拘りは捨て去ってしまったほうが、きっと豊かに生きられる。


「そうは思うがな…」

 三つ子の魂百まで… という言葉もある。 私はきっと変わることなどあるまい。


 だから…。


「ひより、弓道は、楽しいか?」

 そう独りごちながら、私は『弓道のスゝメ』という本を手に取った。

 ひよりの「楽しいですよ」 と答える笑顔を思い描きながら。


 ―――自分が後輩の後姿を眺める事ぐらいは『許してやりたい』と思えるのだから―――。



「…鐘ちゃん、最近独り言多いよ?」

「―――!?」

 いつのまにか戻ってきた大垣さんに、背後から呆れ顔で突っ込まれてしまった。


 ………不覚。


 ………でも、悪くないのだろう。 こんな私も… きっと。





 
Tactics 0−10 【あずき色Sweety】





 突然だが、私は小豆というものが大好きだ。

 饅頭やモナカ、きんつばなどの和菓子は言うに及ばず、夏にはあずきアイスと宇治金時、冬にはあんまんとお汁粉・ぜんざいを嗜む。

 もちろん、赤飯の小豆も好きだぞ?

 好きな妖怪は小豆洗い。 …さすがにこれは嘘だが。


 そして、そんな私の10メートル先には、この界隈で唯一お汁粉缶を売っている自販機がある。

 そこでお汁粉を買って帰る事が今日一日の締めになるはずだったのだが…。


 そこには意外な人物―――

「……衛宮」

 ―――衛宮 士郎が立っていた。

 彼は、こちらにはまだ気付いておらず、缶ジュースを買おうと立ち止まっている。

 ここは一旦退いて衛宮が立ち去るのを待とう―――

 と、踵を返した瞬間―――。

「なにしてんのさ、氷室さん」

 衛宮に声を掛けられた。

 くっ… 気付かれたか。

「偶然だな… 衛宮」

 仕方がないので、衛宮に向き直りながら応える。

 というか、別にやましい事がある訳でもないのに、なぜ退かねばならぬのだ?

 そんな必要など、ある筈がないというのに。

 今度は堂々と自販機の前にいる衛宮に向かって歩を進める。


「氷室さんは今帰りなのか?」

 衛宮は「結構、遅い時間だぞ?」 などと言いながらこちらを見ている。

「少々、図書館に寄っていてな。
 そういう衛宮は…?」

「ああ、俺はバイト帰りだ」

「ふむ…
 衛宮。 お主の家は確か深山町ではなかったか?」

 聞くところによると、彼の家は深山町にある武家屋敷で、藤村先生がお目付け役だとかで頻繁に入り浸っているというが……。

「おう」

 鷹揚に頷く衛宮。

「最近の新都は何かと危ないというぞ。
 バイトの為とはいえ、わざわざ危険な目に遭いに来る事もなかろうに…」

 どうやら現状が解っていないらしい衛宮に、忠告を兼ねて言う。

 新都は最近どうもキナ臭い。

 というのも、新都のあちこちでガス漏れ事故が多発しているらしいのだ。 それら全ての発生条件が限定されず、また、原因も不明瞭と言うのだからなおさらだ。

 若い頃から労働に勤しもうとする姿勢は尊いが、その為に危険を冒すのは本末転倒だろう。

「そりゃ… 氷室さんこそ、じゃないか?
 女の子なんだしさ」

「む……」

 正論で返された。 少しだけ悔しい。

 そして、それ以上に、照れた。 私は『女の子』なんてガラではないのだがな…。

「私が住んでいるのは、もともと新都だ。
 事故が起きる場所が特定できぬ以上、どこに居ても私が危険なのは変わらぬだろう?
 備えようも無いしな―――」

 衛宮は少しムッとした表情でこちらを見ているが、構わず言葉を続ける。

「―――故に、好きにする事にしている」

「それは、ダメだろ。 いろんな意味で」

「心配してくれているのだな…
 ありがとう」

 解ってはいる。 捉えどころの無い危険に対し、無駄でも出来る限り備えるのと、無駄だから何も備えないのは根本から違う。

 好きにする、という私の姿勢は後者のそれなのだから、衛宮が心配するのも当然だろう。

「だが、それには及ばん
 どんな場合であれ、自分の行動には責任を持つし、責任の持てる限りは他人に迷惑はかけないつもりだ」


「家族が、心配するだろ?」

 と、衛宮。

「…さてな」

 両親は、私と居を別にしている。 しかも都道府県単位で、だ。

 もう長いこと音信不通だから、こちらの状況を把握しているかどうかすら怪しい。

 私は、『この事に触れるなオーラ』全開で衛宮に切り返す。

「では聞くが、衛宮。 ―――家族でさえなければ、心配させてもよいと?」

 当然、ここに含まれるのは藤村先生と桜だ。

「そんな訳はない。 当然じゃないか」

 この理屈でいけば、私にとっては蒔寺と由紀香は勿論、目の前にいる衛宮も含まれてしまうのだが。

「ならば、いま少し自重すべきだな」

「む……
 巧みに俺のことを論議の中心に持っていこうとしてるな?」

「ぬ、見抜きおったか…」

 まぁ、あからさまなすり替えだったから、仕方あるまい。

 私は「とにかく…」 と、話を続ける。


「先程も言ったが、私の心配をする必要はないぞ。
 いざとなったら疎開場所のひとつぐらい何とかできるしな」

 私はそう言って、不敵に笑ってやった。

 衛宮は「避難場所じゃなくてか?」 と疑問顔だ。

 そして、脳内では、由紀香が困ったように苦笑し、蒔寺が両腕を振り上げて怒っていた。

 さしずめ、由紀香が「しょうがないなぁ…」、蒔寺が「田舎で悪かったなー!!」 といったところか。

 …同じ市内なんだが、な。



「そうだ、衛宮。 合同体育ひるまの礼に一本ご馳走しよう」

 私はそう言って自販機を指さす。

「え?」

 由紀香を救った正義の味方さんは、急な話題の転換にきょとんとしている。

 だが、誤るなかれ、私にとっても衛宮にとっても、当初の本命はむしろこっちなのだからな。

「よろしいな?」

 私は、半ば断定口調でそう言って、財布から貨幣を取り出す。

 それを、投入口に入れようとした瞬間―――

「ちょっと待った」

 投入口は、衛宮の右手によって塞がれた。

「何か、問題でも?」

「俺は、見返りが欲しくてやったわけじゃないぞ!
 それに…」

 衛宮は左手でポケットをまさぐり、貨幣を取り出した。

「こういう時は、男の俺が奢るのがセオリーだろ?」

 そう言って、貨幣を持った私の右手を押しのけ、自分のを入れようとする。


 ―――その行為は、受け入れられない。


 そうはさせじと、左手でその腕を掴む私。

「―――その様なセオリーは意中の人のためにとっておけ!」

 左肘で、投入口を塞いでいる右手を押しのけ、道を開く。

 しかし、投入しようとした右腕は左肘に制される。 そして私が押しのけた右手に貨幣を持ち替え―――

「―――出し惜しみするようなセオリーでもないだろッ!?」

 投入―――

「衛宮こそ―――!」

 させまいと私が左肘で投入口を塞ぐ。


 ここまでくれば、もう、私には ―――おそらく衛宮にも――― 意地しかなかった。


「甘いっ…!」

 左腕を掴み返され、ぐいっと引っ張られる。 結果、肘は投入口から離れ……

 衛宮の右手が閃く。

 させるかっ―――!

「自ら見返りを要求するのは浅ましいが―――」

 わたしは、それを阻止しようと体を差し込んで―――



 ぽゆん♪



 ………

「………」

「………」

 時が、凍った。

 その、つまり、あれだ…

 衛宮は貨幣を投入しようと手を伸ばした。

 私は、それに体で対抗した。

 で、偶然か否か投入口の高さは、私の胸の高さだった訳で…。

 結果として、衛宮の手は私の胸にしっかり張り付いているわけなのだな。 …これが。


 ………

 不思議と、驚きや嫌悪感などはない。


「……謝意を突っぱねるのは、それにも勝る無粋さだぞ……
 …ということだな」


 うん、言うべき事は言えた。

 あ、衛宮凍ってる。 これはで聞こえてないかもな。

 私は案外冷静だ。 女性としてそれはどうなのよって感じだが。


 Aすっ飛ばしてB経験済み。

 ―――と脳内でチェック。 私、ちょっぴりオトナになりました♪

 …事故でだが。

 そういえば、事故ちゅー、事故タッチは可能だがその先は事故では無理だ。 ALL事故コンプは不可か…残念。

 ……って、本気しょうきか? 私!?


 ―――前言撤回。 私も混乱気味のようだ。

 と言うか、思考に蒔寺の影響がちらほら垣間見えていた。 ………おのれ。



「―――ぅわー! ごっごめん!!」

 顔を真っ赤にしながら跳び退る衛宮。

 私は私で、そんな衛宮を見て改めて気恥ずかしさが沸き出てくる。 …顔が熱い。

 先程の状況は傍から見れば、年頃のカップルが掴み合いの修羅場を演じているように見えたのではあるまいか!?

 あまつさえ、そのまま破廉恥な行為に及ぼうとしていた風に見えなくもないではないか!!

 ―――こういう時には―――!

「…お、お粗末さまでした」

 ―――って、何を言っとるんだ私は!?

「いやいやいやいや、粗末だなんてとんでもないぞ!?
 そりゃもう、柔らかかったし!」

 当然、衛宮も暴走状態だ。 ―――率直な感想をありがとう。


「陸上してるから、スマートなイメージが、ていうか
 服の上から見たより大きいっぽいなーとか―――
 ―――って、そうじゃなくて!!」

「―――と、とにかくごめん!!」


 深々と頭をさげる衛宮。 それに対し、私は―――。

「っと、とにかく、落ち着こう。 お互いに… な?」

 腕を組みながらそう言うしかなかった……。


 ああ、恥ずかしい…。


   ◇ ◇ ◇   ◇ ◇ ◇


「最初から、こうすれば良かっただけの話だったのだな…」

「ああ、全くだ」

 私は近場のベンチに腰掛けて、衛宮から受け取ったお汁粉を一口飲む。


 先ほどの件は、お互いの代金を出し合うという形で決着がついた。


 問題点となっていたのは一つ。 自分の代金は自分が払うモノだという、先入観だ。

 …そもそも、奢るという行為自体に『相手に得をさせる』という前提があるのだから仕方が無いのかもしれない。

 しかし、考えてみれば、別に損得勘定など絡める必要は無かったのだ。

 なぜならば、私は衛宮に感謝が示せれば良く、衛宮は男として私の分を持とうとした。

 逆に言えば、衛宮は見返りとしての利を得ることを望んでおらず、私は衛宮に奢られるのを嫌がっていたわけではない。

 だから、これで損得なし、お互いの面子は立ったという事になる訳だ。

 ―――大岡裁きには程遠いが、妥当な結論だろう。


 ………?

「どうした、衛宮」

 先ほどから衛宮は私をじっと見ている。

「いや、意外だな… ってね」

「悪いか?」

「そんなことはないけど、何かブラックコーヒーとかっぽいイメージがあったからさ」

 そういう衛宮はブレンドコーヒー。 …至って普通である。

「そういうイメージなのは否定せぬがな…」

 クールでソリッドだとよく言われる。 …確かにそういうイメージなのだ。 私は。

「それが、いつもと違って、可愛いって思うよ」

「…なっ!?」

 衛宮の言葉に私は絶句する。 可愛いなどと面と向かって言われたのは初めてだったから。

 しかしな、いつもと違って、というのは何だ。 いつもの私が可愛くないのは認めるが、正直納得できかねるぞ…。

「ほんとに幸せそうに飲んでるし…」

「………良いではないか、別に…」

 不味そうに飲むよりは随分ましだと思う。 それに、事実として幸せなのだ、仕方があるまい…。

「…誰にでも裏表ってあるワケだけど…
 普通、表の顔ってのは、他人に良く思われる為に作られるものだよな
 …でも、氷室さんの場合、それが逆だろ?
 普段はこう、とっつき難い印象だけど、今は、普通の女の子っぽさが出てるというか…」

 ニコニコと笑いながら衛宮は「貴重な一面だよな」 などとのたまってくださる。


「………悔しいな…」

「……なにがさ」

「―――秘密だ」

「…なんでさ」

 私は、今日初めて話した筈の衛宮に、こんなにも気を許している。

 本来なら、まず在り得ないことだ。

 にもかかわらず、不用意に警戒を解いている事に焦りや不安は感じない。


「それが、乙女心というものなのだよ…」

 そう言って、お汁粉をもう一口。

 『乙女心』…か 私が言ってこれほど空々しく響く言葉もそうはないな…

 それにしても。

 ………本当に、悔しいな。

 実際、衛宮の言う『貴重な一面』は、これまで学園の親友や、図書館の面々にすら見せた事の無い筈の私だ。

 由紀香や蒔寺にさえ踏み込ませなかった領域に、衛宮の侵入を許している事が―――

 とても、当たり前のことのようで…

 それは、悔しくなんかはなくて…

 とても、二人の親友に申し訳なくて…

 それが、本当に悔しかったのだ…。



「ところで―――
 由紀――― 由紀香が、衛宮のことを正義の味方だと言っていたのだが…」

「!!?」

 何の気もなく呟いた私の言葉に、衛宮は缶コーヒーを吹きだしそうになった。

「―――か、勘違いしないでくれよ!?
 俺は、別に正義の味方だって吹聴しながら歩いてるわけじゃないぞ!」

「誰も、そんな事は言ってないがな」

 実際、由紀香が勝手にそう呼称しているだけだろう。

「だが、その焦りよう… 密かに自覚ありと見るが、どうだ?」

「う…」

「図星か…」

「一応、そんな感じのが理想ではあるよ、うん」

 衛宮は、控えめに首肯してから「変だと思われるよな…」 と口の中で呟いている。

「…そうか」

 だが、私は別に衛宮を否定するつもりはない。

 中学の頃から言われている『衛宮は頼み事を持ちかけられると断らない。そのくせ見返りを求めないから助かる』という風評は、彼の真っ直ぐな人柄を表しているのだろう。


「以前から、由紀は、随分と世話になっていたようだな」

「ん? そんなにか?」

 だが、当の衛宮は私の言葉に「そんなに、何かしたっけ?」 と不思議顔だ。

「自転車のチェーンを直したり、犬に追いかけられているのを助けたりしたというではないか」

「…うーん、そんな事もあった …かな?」

「覚えておらんのか?」

「…なんとなくしか…」

 衛宮は、恥ずかしそうに笑いながら「はは、いろいろあり過ぎてダメだ」 などと言っている。

 ああ、こやつの正義は三度の食事と同レベルらしい―――。

「全く… 大した正義の味方だよ、お主は」

「お褒めいただいてどうも…」

 そう言いながらも、少し膨れっ面になる衛宮。 そんなつもりは微塵もなかったが、少しばかり嫌味がましく聞こえてしまったようだ。


「…しかし、ただ良いように使われる『便利屋』の感も拭えんな…」

 もしくは『何でも屋』か…。

「そうでもないぞ
 できない事はできないって言うし、無理なら断る。
 そもそも、人道に反する事なら、止めこそすれ絶対に手を貸さない」

「それは、結構だ。
 だが、それはあくまでも主観に基づいた判断でしかないという事も忘れぬようにな」

「む、どういう意味さ」

「つまりだ…
 例えば、微熱でバイトを休んだ者の代わりに、40度の高熱をおして出勤しかねん。
 …ということだ」

 たとえ微熱でも、働けないと思えば働けないし、高熱に浮かされていても働けると思えば働ける事になってしまうのだ。 少なくとも、本人にとっては。

 私が衛宮に対して抱く不安はそこだ。

 身を粉にして人を助けようとする心意気は尊いが、彼の場合は明らかに度が過ぎている。

 このままでは、正義の味方ではなく『他人を甘やかすだけの存在』になった挙句、自滅しかねない。


「そんなことは…」

「『無い』とは言い切れまい?
 ―――だから、今のうちに言っておく。
 自分を止めてくれる者を大事にしろ。
 無論、時には、お主の『正義の味方』という在り方の枷となり葛藤となろう…」

 思いのほか、神妙な面持ちでこちらの話を聞いている衛宮を見据えながら、私は話を続ける。

「…だがな、止めてくれるという事は、その身を案じておるという事なのだ…
 他人を無駄に甘やかすくらいなら、それよりも、その者を安心させてやれ」

「そのくらいは、分かってるさ」

 そう言いながらも、「別に甘やかしてなんかいないぞ…」と不満顔だ。

 ―――それは、お主がそれだけ、得がたい『絆』に護られていという事だろうよ……。

「うむ、ならばもう解っていよう?」

「なにがさ?」

「桜女史や藤村先生を心配させぬように、今後は、新都でのバイトは自重するようにな」

「結局、そっちの話に戻るのか!?」

「ぬ? …当然ではないか」

 言っても無駄だとは、思う。

 おそらく、衛宮にとってはバイトもその『絆』のひとつなのだろうから…。



「…お汁粉をご馳走様。 では明日、学園で…」

 丁度よく飲み干したお汁粉の缶をくずかごに捨てて、私はベンチから立ち上がる。

「ん、じゃあ、家まで送るよ」

 合わせて衛宮も立ち上がった。

「いや、それには及ばん。 私の家はすぐ近くだ」

「だけど…」

「なんだ? 私に気でもあるのか?」

「んなっ!?」

 狼狽する衛宮を尻目に私は笑いながら踵を返す。 帰りを待つ女性がいる衛宮をこれ以上煩わせては、馬に蹴られても文句は言えまい。

「ふふっ… おやすみ、衛宮、気をつけてな
 ―――桜女史や、藤村先生によろしく言ってくれ」

「はぁ… 敵わないな… おやすみ、氷室さん」

 こうして、私達は互いに帰路に就いた。


 ………

 今日は、日記に書くことが随分と多くなりそうで、それがなかなかに痛快だった。

「明日も、こんな日なら大歓迎なのだがな…」

 良い事も、悪い事もひっくるめて、好ましいと思える。

 こんな日が、いつまでも続いて欲しい。 心から、そう思った。






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お名前:瞬きさま
評価点:
ご感想:オリジナルキャラが活きてていい感じです。
     今後の展開が期待できそうですね。

藤見屋評価の入力ありがとうございます。とても嬉しいです。
      『鐘には鐘の人間関係を』というコトで、(恐々と)オリジナルキャラを出した訳ですが、
     いただいたコメントにホッと胸を撫で下ろしています。
      今後の展開もどうか暖かく見守ってくださいませ。
      よろしくお願いします。
お名前:神薙さま
評価点:
ご感想:ようやく二日目後編上がりですね。待っておりましたよ鐘スキーとして♪
     ひよりちゃんとかいい感じの展開で、このまま日常編で突っ走ってもいいか、などと思ったりもします。
     今後聖杯戦争にどうやって関わって行くのか実に楽しみです。兄貴とのコラボ……早く見たいですな〜。
     hollow ataraxiaももうすぐ発売ですし、一体どうなることやら……。
     いやもう、鐘っちと美綴さえ活躍してくれたら自分には言う事無しですけどね♪
     
     それでは次回三日目を楽しみにしつつ、今回はこの辺で〜♪

藤見屋評価の入力ありがとうございます。
      本当に嬉しいです。
      それにしても日常編ですか…とても魅力的な響きですね…(悩←笑)。
      話題のhollow ataraxiaは楽しみでもあり恐くもありますね。
      …願わくば三人娘の詳細設定が明かされて、このSSが『ダウト』になりませんように…(でも、活躍はして欲しい)。
      まぁ、その時はその時なんですけども。
    
      ともあれ、今後ともこの作品をよろしくお願いしますね。
お名前:独楽犬さま
評価点:
ご感想:余計な事は言いません。
     士郎フラグに 萌 え 狂 い ま し た。

藤見屋評価の入力ありがとうございます。
      とても嬉しいです。
     
      それほどまでに萌えていただけるとこちらも書いた甲斐があるというものです。
      
      ともあれ、これからもこの作品をよろしくお願いします。
お名前:水城さま
評価点:
ご感想:ルビがとても面白いですね。
     感想としては短いのですがまだ出だしなのでこの辺で失礼させていただきます。

藤見屋評価の入力ありがとうございます。
      本当に嬉しいです。
      それにしても、ルビですか…そこに目を付けられるとは正直オドロキですね。
      でも、色々と考えた甲斐があったと思います。
      
      作品はこれからどんどん盛り上げて行くつもりですので、これからも、この作品をよろしくお願いします。
お名前:クリさま
評価点:
ご感想:後編更新お疲れさまでした!
     二日目を通して読むと、士郎の本編主人公としての面目躍如といった感じがしました。
     鐘との絡みが面白かったです。
     個人的にひよりちゃんもとても気に入っているので、出来れば一成とセットでまた出してあげて欲しいです。
     
     でもこの一ヶ月、あまりに更新を待ち望んで悶々としたので評価は3に…
     色々お忙しいとは思うんですが、続きがホントに楽しみなので頑張って下さい!

藤見屋またまた評価の入力ありがとうございます。
      本当に嬉しいです。
      
      まずお詫びを、更新をお待たせして申し訳ありませんでした! m(__)m
      コメントを、更新ペースの維持も作品の質のうちと厳しく受けとめ肝に銘じます…!
      
      さておき、なにやらひよりが好評を博している模様で、私は嬉しい驚きを感じています。
      私自身ももっと登場させたいと思っていたので、渡りに船ですね。
      これからも頑張りますのでどうかよろしくお願いします!

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